背景
トルコに拠点を置く老舗の不動産仲介会社です。複数の国の海外購入者に向けて、マンション、ヴィラ、商業区画、土地を販売しており、投資による居住権や市民権の取得制度を利用する購入者も含まれます。公開サイトは多言語・多通貨で運営され、検索広告も出稿しています。
課題
物件情報は、自社の在庫物件、提携先やフランチャイズの店舗、そして多数の住戸を抱えるデベロッパーの開発案件から集まります。同社はこれらすべてを複数言語で掲載し、各物件の所有者と各問い合わせの収益の帰属先を管理し、物件情報を打ち直すことなく海外の不動産ポータルへ配信する必要がありました。
アプローチ
まず購入者が実際に使うページから着手し、プラットフォームのコードを書く前に、クリック操作できるプロトタイプとして構築しました。トップページ、地図とグリッド表示を備えた物件検索、費用計算機能付きの物件詳細、住戸一覧とマスタープランを載せた開発案件ページ、投資による居住権プログラムのサービスページ、店舗ページ、複数ステップの問い合わせフォームです。プロトタイプへの同社の反応を踏まえ、物件の所有権の問題を軸にプラットフォームの仕様を作成しました。問い合わせの振り分けや手数料に関する以降のルールは、すべてこの点に依存するためです。
実施内容
プロトタイプは2026年5月にステージング環境に公開しました。並行して、各物件を価格、部屋数、所在地、ステータスの各フィールドを持つ構造化レコードとして保存するヘッドレス型ストアフロントを構築しました。プラットフォームの仕様は、製品要件、システムアーキテクチャ、行単位のアクセスルールを備えたリレーショナルデータモデル、提携先とフランチャイズにまたがる物件の所有権と成果の帰属、ポータルとの双方向のフィード、そしてデベロッパーのPDFや画像を読み取り、スタッフが確認する物件情報の下書きに変換する取り込みツールを網羅しています。2026年6月には、プラットフォーム用のステージング環境のプロジェクトも立ち上げました。
成果
プロトタイプと仕様書は提供済みで、同社の確認のためステージング環境に置かれています。本番のプラットフォームは公開前のため、問い合わせや販売に関する成果は主張していません。
ハイライト
- 検索から問い合わせまで購入者の動線全体をクリック操作できるプロトタイプを、プラットフォームのコードを書く前にステージング環境で公開
- 問い合わせの振り分けと手数料のロジックより先に、物件の所有権と成果の帰属に関するルールを文書化
- 仕様は、ポータルとの双方向のフィードと、デベロッパー資料をスタッフの確認を経て取り込む仕組みを網羅
この記録は匿名化されています。クライアントを特定しうる名称、地名、詳細は削除しました。成果は「提供済み」「検証済み」「未測定」のいずれかで記載しています。



