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THEFOCUS
消費財・小売

農業・アグリビジネス

海外市場に販売する生産者、協同組合、選果・包装業者、農産物・食品の輸出企業向けの支援です。一つひとつの販売を支えるバイヤー開拓の仕組み、コスト記録、レポーティングを構築します。

当社の視点

多くの生産者は、ヘクタールあたりの収量を小数点まで把握している一方で、バイヤーごとの利益はシーズンが終わってから知ることになります。販売価格は国際市場で決まり、コストは数か月の間隔を置いて発生し(春には資材、収穫後には乾燥、保管、運賃)、バイヤーのリストは一人の担当者の携帯電話の中にしかないことも少なくありません。当社は農産物コモディティの生産者向けにバイヤー開拓の調査を実施した経験があります。誰に、いつ、いくら以上で販売するかを生産者が判断できるよう、バイヤーパイプライン、トンあたりコストの記録、レポーティングを構築します。

市場のシグナル

  • 01

    2025年のEU農業部門の生産額は推定5,625億ユーロで、2024年を5.8%上回りました。一方、生産に使用される財・サービスのコストは2.3%上昇しました。

  • 02

    2026年9月のFAO食料価格指数は平均136.0ポイントで、前年同月比5.8%高く、2022年11月と同水準でした。穀物価格指数は同月に5.1%上昇しました。

  • 03

    国連食糧農業機関(FAO)は、2026/27年度の世界の穀物貿易量を前シーズン比3.5%減の5億580万トンと予測しています。主な要因は、黒海の海上輸送ルートが制約を受け、代替となる輸送能力が不足していることです。

クライアント支援の内容

今後の変化

  1. 短期間で調達先を切り替えるバイヤー

    FAOは海上輸送の制約を理由に、2026/27年度の世界の穀物貿易量が3.5%減少すると予測しています。輸入業者はルートの開閉に合わせて発注先の産地を移しています。選別済みのバイヤーリスト、最新の規格、最低販売価格を用意している生産者は、こうした引き合いに届いたその週のうちに対応できます。

  2. 販売価格と乖離していく資材コスト

    世界銀行の2026年4月の見通しでは、2026年に肥料価格が31%上昇する一方、農産物価格指数は6%下落すると予測されています。前シーズンの資材コストを基に予算を組む生産者は、今シーズンの作物に誤った最低販売価格を設定することになります。

  3. 農場まで及ぶデューデリジェンス

    大規模・中規模の事業者は、2026年12月30日から、対象となるコモディティについてEU森林破壊防止規則(EUDR)への対応が求められます。同規則の対象となるバイヤーは、サプライヤーに区画とロットのデータを求めるようになります。そのデータをロットごとにすでに保有している生産者は、出荷を遅らせることなく対応できます。

経営課題

  1. 01

    最初に連絡してきた相手への販売

    バイヤーリストが短いと、生産者は受け入れ可能な最初の申し出に応じることになります。より広く選別されたリストがなければ、その週により良い価格や支払条件があったのかどうかを知るすべがありません。

  2. 02

    シーズン終了後に判明する利益

    コストはロットやバイヤーではなく、請求書の日付で計上されます。農場の決算書からはその年に利益が出たかどうかはわかっても、どのバイヤー、どの等級、どの販売日が利益を生んだのかはわかりません。

  3. 03

    一人に依存するバイヤーとの関係

    合意した価格、規格、支払履歴は、一人の担当者のメッセージの中にしかないことがよくあります。収穫期にその担当者が不在になると、販売が止まります。

  4. 04

    納入後の品質紛争

    バイヤーが到着時に、水分、サイズ、異物が契約の範囲外だと報告してきます。そのロットの選別記録と保管記録がなければ、生産者はクレームに反論できず、減額を受け入れることになります。

  5. 05

    価格とコストで異なる通貨

    輸出契約がドルやユーロ建てで、コストが現地通貨建ての場合、契約から入金までの間に利益が変動します。各契約で想定した為替レートを記録している生産者は少なく、その影響は測定されないままです。

機会の所在

より広く、順位付けされたバイヤー基盤

購入量と条件が把握できている選別済みのバイヤーリストがあれば、相場が弱い週にも選択肢が生まれ、最低販売価格を下回る申し出を断る根拠にもなります。

実際のコストから設定する最低販売価格

資材費や保管費が判明するたびに更新されるロット別のトンあたりコストがあれば、販売責任者は交渉を始める前に等級ごとの最低価格を把握できます。

記録に基づくクレーム対応

選別結果と分析結果を保持したロット記録があれば、生産者は品質クレームに証拠をもって回答でき、どの保管工程や取り扱い工程がクレームの大半を生んでいるのかも明らかになります。

アプローチ

当社はまず、閲覧のみの権限で既存の記録を確認します。販売契約と請求書、バイヤーリスト、コストファイルと農場の会計記録、保管・選別の記録、分析報告書です。1つのロットを収穫から入金までたどり、重量、等級、価格が再入力されたり推定されたりしている箇所を記録します。調査結果は優先順位を付けたタスクリストにまとめ、各項目に責任者と検収基準を設定します。クライアントが構築まで希望する場合は、同じチームがバイヤー調査、コスト記録、ロット管理、輸出向けウェブサイト、レポーティングを提供し、クライアント自身のアカウントに残します。バイヤーへの紹介と交渉は生産者が担います。農学、作物保険、等級認証、コモディティの仲介、ヘッジに関する助言、法務・税務の助言は、資格を持つ専門家に委ねます。

当社の経験の裏付け

THEFOCUSは、農産物コモディティの生産者向けのバイヤー開拓調査を含め、この業界の企業を支援してきました。クライアントとのプロジェクトは守秘義務の対象であり、公開が承認された匿名化記録はまだありません。商業的な成果は主張していません。

THEFOCUSとのプロジェクトの始まり方

最初の対話では、お客様の状況を伺います。お役に立てると判断した場合は、より大きなご契約の前に、成果物を定めた範囲限定の診断をご提案します。

この件について相談する
  1. 01

    実務に即した対話

    実際にプロジェクトを率いる担当者と45分間お話しいただきます。意思決定の内容、その背後にあるシステム、期限について伺います。

  2. 02

    範囲を絞った診断

    閲覧のみの権限、固定の期間、書面による所見。記録から何がわかるか、それがどれだけのコストにつながっているか、まず何を変えるべきかをお示しします。

  3. 03

    実行に移せる計画

    変更内容、責任者、評価指標、対象外の事項を書面にまとめます。その後は同じチームが構築と測定を担うか、確実に引き継ぎます。

責任を担うひとつのチーム
診断した担当者が、そのままシステムを構築し、成果を測定します。
課題ごとに選ぶパートナー
必要な部分には独立系の専門家が加わり、契約はひとつにまとめます。
ダッシュボードより先に記録を
提言の根拠とする前に、注文データ、元帳、ログを突合します。

info@thefocus.solutions

経営層からよくいただくご質問

農業生産者の支援実績はありますか。

はい。農産物コモディティの生産者向けのバイヤー開拓調査などがあります。このプロジェクトは守秘義務の対象で、公開が承認された匿名化記録がないため、概要のみご説明しています。

当社の作物のバイヤーを見つけてもらえますか。

購入量、規格、支払条件、仕向地市場の観点からバイヤーを調査・選別し、連絡経路を付けた順位付きのファイルをお渡しします。当社は仲介業者や代理人としては行動せず、紹介と交渉は貴社が担います。

販売の時期やヘッジの要否について助言してもらえますか。

保管費、資金コスト、価格シナリオをモデル化し、後で販売する場合にどの程度の価格が必要かを確認できるようにします。ヘッジや先物・先渡契約の利用については、取引先のブローカーや銀行とご判断ください。

開始にあたって何を用意すればよいですか。

前シーズンの販売契約と請求書、コスト記録、バイヤーリスト(形式は問いません)、保管・選別の記録です。計画に合意するまでは、閲覧のみの権限で作業します。

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いくつかの情報をいただくことで、お問い合わせを適切なパートナーにおつなぎできます。「任意」の項目は空欄のままでも構いません。