
宇宙・衛星ビジネス
衛星運用事業者、衛星データを活用する川下企業、衛星データを購入する企業を支援します。各契約を支える市場投入(GTM)、データパイプライン、レポーティングを構築します。
当社の視点
宇宙経済で生まれるお金の大半は、地上で稼がれています。測位、通信、地球観測のデータが、自らを宇宙の顧客だとは考えたこともない企業に販売されているのです。多くの川下企業は、どの用途が契約更新につながるのかを知らないまま、画像単位やサブスクリプション単位でデータに価格を付けています。また多くの購入企業は、意思決定が行われるシステムにまで届かない試験導入を続けています。打ち上げコストが下がり、衛星コンステレーションが増えていくなかで、この10年に報われるのは、衛星から導いた答えを保険会社、農業者、港湾運営者の業務の流れに組み込んで販売できる企業です。当社は、そこに至るための事業モデル、データパイプライン、レポーティングを構築します。
市場のシグナル
01
2022/23年度の英国宇宙産業の収入は186億ポンドで、直接雇用は5万5,550人でした。衛星サービスは、英国の経済活動のうち推計4,540億ポンド、GDPの18%を支えています。
02
2025年、宇宙監視ネットワークが追跡していた軌道上の物体は約4万個で、そのうち稼働中のペイロードは約1万1,000個でした。欧州宇宙機関(ESA)は、1cmを超えるデブリが120万個以上あると推計しています。
03
多くの通信コンステレーションが飛行する高度約550kmでは、脅威となるデブリの数が、いまや稼働中の衛星の数と同じ桁に達しているとESAは指摘しています。2024年の破砕事象により、追跡対象の物体は少なくとも3,000個増えました。
クライアント支援の内容
川下データ製品の市場投入
TF-04グロース衛星データや分析製品の対象セグメント、提供内容、価格設定を、企業自身の試験導入と契約の記録から組み立てます。顧客の用途ごとに、有償かつ更新される契約への転換率を測定します。
市場参入と投資家向けの事業計画
TF-01戦略新しい製品、セグメント、国について、市場規模の推計、競合マップ、収益モデルを作成します。すべての前提に出典と確度を明記し、取締役会や投資家との議論に備えます。
業務システムへの衛星データの組み込み
TF-06テクノロジー・データ衛星データを購入する企業向けに、画像、測位、通信接続のデータを、保険金請求、作付計画、船舶の運航計画など、意思決定が行われるシステムに取り込むパイプラインを構築し、データリネージを記録します。
地球観測データへの機械学習の適用
TF-05AI画像を顧客が対価を払う指標に変えるモデルについて、範囲を定めて評価します。学習に使っていないデータでテストし、誤差率とともに報告することで、製品の約束をモデルが実際に支えられる範囲に合わせます。
補助金、契約、プログラムの報告
TF-08財務宇宙機関との契約、補助金、民間資金から同時に資金を受けている企業向けに、コスト、マイルストーン、キャッシュのレポーティングを整え、各資金提供者に1つの帳簿から数値を提供できるようにします。
- THEFOCUSとのプロジェクトの始まり方この件について相談する
今後の変化
契約に入り込む宇宙の持続可能性
デブリの低減、運用終了時の廃棄、衝突回避は、ガイドラインから、許認可の条件、保険の条件、顧客の要件へと移りつつあります。事業者は入札時や資金調達時に、それぞれの計画の根拠を求められるようになります。
端末と直接つながる衛星
衛星から端末への直接通信(Direct-to-Device)のサービスにより、衛星通信が一般のスマートフォンやセンサーにまで広がっています。今後12〜18か月の間に、物流、海運、農業の企業は、これまで諦めていた場所でのカバレッジを提案されるようになり、その価値を判断する方法が必要になります。
自国の能力を調達する政府
英国と欧州の公共調達者は、国内での打ち上げ、地球観測、セキュアな通信への支出を増やしています。公共調達者が求める形でコスト、納入、セキュリティを報告できる小規模企業ほど、そうした案件を獲得しやすくなります。
経営課題
01
本番に至らない試験導入
購入企業が別のツールで衛星データを試し、結果は有望に見えても、保険金請求、計画、業務のシステムでは何も変わりません。供給側は理由もわからないまま契約更新を失います。
02
画像単位で決まる価格
川下企業は、顧客がデータを使って行う意思決定ではなく、データ量に基づいて価格を付けることがよくあります。その結果、収益は提供した価値ではなく、コスト構造に連動することになります。
03
資金提供者ごとに異なる数値の版
宇宙機関との契約、補助金、投資家は、それぞれ独自の報告を求めます。1つの帳簿がなければ、財務チームは毎四半期、同じ数値を異なる形で作り直すことになります。
04
根拠より先行するモデルの主張
画像に基づく分析は、デモ用データセットでの精度の数値をもとに販売されることがあります。顧客が自社の拠点でモデルをテストしたとき、その差は契約上の紛争になります。
機会の所在
更新まで追跡する顧客の用途
顧客の用途ごとに、試験導入から有償契約、更新までを追跡すると、製品をどのセグメントを中心に構築し、どのセグメントへの販売をやめるべきかがわかります。
顧客の意思決定に結びつけた価格設定
監視する1ヘクタール当たり、保険を付ける資産1件当たり、計画する航路1本当たりで価格を設定すると、収益が価値と結びつき、顧客も社内で説明できる数値を得られます。
業務の現場に届く衛星データ
データを購入企業の既存システムに統合することで、試験導入は欠かせない仕組みに変わり、購入企業のチームは測定された成果を報告できるようになります。
アプローチ
当社はまず、CRM、試験導入と契約の記録、価格の履歴、財務データを、購入企業の場合は衛星データを使う予定のシステムを、閲覧のみの権限で確認します。1社の顧客を最初の接点から契約更新まで、または1つのデータフィードを提供元から意思決定まで追い、記録の流れが途切れる箇所を記録します。調査結果は優先順位付きのタスクリストにまとめ、各項目に責任者と検収基準を設けます。クライアントが構築まで希望する場合は、同じチームが価格設定と営業のレポーティング、データパイプライン、モデルの評価、資金提供者向けの報告を手がけ、文書化してクライアント自身のアカウントに残します。宇宙分野の専門知識が必要な場合は、当社のネットワークからパートナーを加えます。宇宙機とミッションのエンジニアリング、打ち上げと軌道上の安全、周波数と宇宙活動の許認可申請、輸出管理の該非判定、保険、法務の助言は、資格を持つエンジニア、許認可当局、クライアント自身の顧問が担います。
当社の経験の裏付け
宇宙・衛星ビジネスは、THEFOCUSがコマーシャル戦略、データ、機械学習モデルの評価、財務レポーティングの知見を応用するフロンティア領域です。この分野で公開している匿名化されたプロジェクトはなく、成果も主張していません。
THEFOCUSとのプロジェクトの始まり方
最初の対話では、お客様の状況を伺います。お役に立てると判断した場合は、より大きなご契約の前に、成果物を定めた範囲限定の診断をご提案します。
この件について相談する01
実務に即した対話
実際にプロジェクトを率いる担当者と45分間お話しいただきます。意思決定の内容、その背後にあるシステム、期限について伺います。
02
範囲を絞った診断
閲覧のみの権限、固定の期間、書面による所見。記録から何がわかるか、それがどれだけのコストにつながっているか、まず何を変えるべきかをお示しします。
03
実行に移せる計画
変更内容、責任者、評価指標、対象外の事項を書面にまとめます。その後は同じチームが構築と測定を担うか、確実に引き継ぎます。
- 責任を担うひとつのチーム
- 診断した担当者が、そのままシステムを構築し、成果を測定します。
- 課題ごとに選ぶパートナー
- 必要な部分には独立系の専門家が加わり、契約はひとつにまとめます。
- ダッシュボードより先に記録を
- 提言の根拠とする前に、注文データ、元帳、ログを突合します。
経営層からよくいただくご質問
宇宙機やミッションの設計を手がけますか。
いいえ。宇宙機、ミッション、打ち上げのエンジニアリングは、専門のエンジニアの領域です。当社の仕事は事業とデータを軸としたものです。宇宙関連企業がどのように販売し、価格を付け、報告するか、そして購入企業が衛星データをどう活用するかです。
当社は宇宙関連企業ではありません。なぜこのページが関係するのでしょうか。
保険会社、農場、港湾、マリーナ、物流企業、公益事業者が衛星データを購入する機会は増えています。当社は、どの用途に対価を払う価値があるかの判断を支援し、データをチームが働くシステムにつなぎます。
資金調達ラウンドや宇宙機関の入札を支援してもらえますか。
入札や投資家が求める市場モデル、収益の根拠、コストのレポーティングを構築できます。投資助言、企業価値評価の意見、入札条件の法務レビューは、規制対象の助言者が担います。
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いくつかの情報をいただくことで、お問い合わせを適切なパートナーにおつなぎできます。「任意」の項目は空欄のままでも構いません。



