本文へスキップ
THEFOCUS
産業・製造

航空宇宙・防衛

スケジュール、コスト、サプライヤーのデータが分断されている民間航空宇宙・防衛サプライヤー向けの支援です。これらのデータをつなぎ、プログラムとサプライヤーのレポーティングを自動化します。

当社の視点

長期プログラムで高くつく想定外の事態は、たいてい大きなものではありません。下位ティアのサプライヤーは改訂された発注書が届いて初めて設計変更を知り、その変更と結びつける記録がないために特急対応のコストを自社で負担し、3社の顧客に対して3通りの方法で納期遵守率を報告しています。そして月次のプログラムレビューは、どの数字が正しいのかという議論から始まります。当社はERP、顧客ポータル、品質記録、プログラム管理のスプレッドシートをつなぎ、スケジュール、コスト、変更、サプライヤーのパフォーマンスを単一のソースから報告できるようにします。対象は民間のサプライチェーンと非機密の商業データに限ります。

市場のシグナル

  • 01

    民間航空機メーカーは2026年1月から8月までに903機を納入しました。2025年の同期間を9%上回る水準です。

  • 02

    2026年9月時点の民間航空機の受注残は17,010機で、現在の生産レートでは英国の航空宇宙サプライチェーンにとって12年分を超える仕事量に相当します。

  • 03

    大型プログラムでのスケジュールやコストの変更は複数のサプライヤーティアを経て下流へ伝わり、下位ティアのサプライヤーは改訂された発注書が届いて初めて変更を知ることが少なくありません。

クライアント支援の内容

今後の変化

  1. サプライチェーンへ流れ込む防衛予算

    英国は、NATOのハーグ首脳会議でのコミットメントに沿って、防衛費を2027年までにGDPの2.5%、2035年までに3.5%へ引き上げることを約束しています。プライム企業はその増加分をサプライチェーンに流し、サプライヤーは追加の仕事を受ける前に、生産能力と納入実績の裏付けを求められるようになります。

  2. 欧州プログラムにおける原産地規則

    EUのSAFE(欧州安全保障行動)は、共同防衛調達のために最大1,500億ユーロの融資を提供する枠組みで、EU、EEA、ウクライナ以外からの部品コストの比率に上限を設けています。これらのプログラムに供給するサプライヤーは、各製品の原産地比率を自社の部品表から算出できる必要があります。

  3. 民間機の生産レート引き上げ

    2026年1月から8月までの民間機の納入は9%増加し、受注残は12年分を超えています。レートの引き上げは改訂されたスケジュールとしてサプライヤーに届きますが、ワークセンター単位で生産能力を示せないサプライヤーは、多くの場合、納入遅延によって初めて能力不足に気づきます。

経営課題

  1. 01

    毎月作り直されるプログラムレポート

    マイルストーンの進捗、アーンドバリュー、完成までのコストは、ERPからのエクスポートとプログラム管理のスプレッドシートを寄せ集めて作られることが少なくありません。作成に1週間かかれば、レビューで議論するのはすでに古くなった状況です。

  2. 02

    発注元ごとに異なるサプライヤー評価

    納期遵守率や品質流出は、顧客ポータルごと、社内チームごとに計算されるため、1社のサプライヤーが同じ部品について3通りのスコアを持つことがあります。

  3. 03

    請求されないまま吸収されるコスト変動

    設計変更、特急料金、材料価格の変動はサプライチェーンの下流へ伝わります。各変更とそれが影響した発注を結びつける記録がなければ、そのコストは自社で吸収され、回収されることはありません。

  4. 04

    楽観的な生産能力を前提にしたレート計画

    生産レートのコミットメントは、人員が揃い部品が納期どおりに届くことを前提とした能力値に基づいて決められます。計画が見直される前に、能力不足が納入遅延として表面化します。

機会の所在

1つのプログラムデータセット

マイルストーン、コスト、発注、納入を1つのモデルに統合すれば、月次のプログラムレポートをソースから更新でき、すべての数字を根拠となる記録までたどれるようになります。

定義を固定したサプライヤースコアカード

納期遵守率、品質流出、リードタイムを一度だけ定義し、すべてのサプライヤーで同じ方法で算出すれば、調達部門は算出方法をめぐって議論する必要のないスコアカードを持てます。

変更と回収の台帳

設計変更、特急対応、価格変動をそれぞれの発注に紐づけ、証拠を添えて記録すれば、請求できるものと回収済みのものが明確になります。

アプローチ

当社はまず、閲覧のみの権限で商業記録とプログラム記録を確認します。ERP、発注書と納入履歴、顧客ポータルからのエクスポート、プログラムスケジュール、コストレポートです。1つの部品番号またはワークパッケージを、発注から納入、請求までたどり、日付やコストが手作業で変更されている箇所を記録します。調査結果は優先順位を付けたタスクリストにまとめ、各項目に責任者と検収基準を設定します。クライアントが構築まで希望する場合は、同じチームがデータ連携、サプライヤースコアカード、プログラムレポートを構築し、文書化したうえでクライアント自身の環境に残します。扱うのは非機密の商業データに限ります。耐空性、設計承認、品質システム認証、輸出管理、および機密またはセキュリティクリアランスを要する業務は、当社の支援範囲外です。

当社の経験の裏付け

航空宇宙・防衛分野で匿名化して公開している支援実績はありません。このページでは、当社が他の業界で用いているアプローチと専門領域を、民間サプライチェーン、プログラムレポーティング、サプライヤーパフォーマンスにどう適用するかを説明しています。当社はセキュリティクリアランスを保有しておらず、機密業務はお引き受けしません。

THEFOCUSとのプロジェクトの始まり方

最初の対話では、お客様の状況を伺います。お役に立てると判断した場合は、より大きなご契約の前に、成果物を定めた範囲限定の診断をご提案します。

この件について相談する
  1. 01

    実務に即した対話

    実際にプロジェクトを率いる担当者と45分間お話しいただきます。意思決定の内容、その背後にあるシステム、期限について伺います。

  2. 02

    範囲を絞った診断

    閲覧のみの権限、固定の期間、書面による所見。記録から何がわかるか、それがどれだけのコストにつながっているか、まず何を変えるべきかをお示しします。

  3. 03

    実行に移せる計画

    変更内容、責任者、評価指標、対象外の事項を書面にまとめます。その後は同じチームが構築と測定を担うか、確実に引き継ぎます。

責任を担うひとつのチーム
診断した担当者が、そのままシステムを構築し、成果を測定します。
課題ごとに選ぶパートナー
必要な部分には独立系の専門家が加わり、契約はひとつにまとめます。
ダッシュボードより先に記録を
提言の根拠とする前に、注文データ、元帳、ログを突合します。

info@thefocus.solutions

経営層からよくいただくご質問

防衛プログラムの支援は行っていますか。

対象は非機密の商業データとサプライチェーンデータに限ります。たとえばサプライヤーの納入実績、発注書、プログラムのコストレポーティングです。当社はセキュリティクリアランスを保有しておらず、機密情報は扱わず、輸出管理に関する助言も行いません。

航空宇宙サプライヤーの支援実績はありますか。

この業界で匿名化して公開しているプロジェクトはありません。ご提案書では、業務のうちどの部分を他の業界で手がけた経験があり、どの部分が新しい取り組みになるのかを明記します。

AS9100や耐空性の承認取得を支援してもらえますか。

いいえ。品質システム認証、耐空性、設計承認は、認定機関と貴社の品質・エンジニアリングチームが担う領域です。期限を過ぎた是正処置や流出率を納入やコストと同じ画面で確認したい場合は、それらのシステムがすでに生成しているデータを基にレポートを作成できます。

当社のデータが自社環境の外に出ることはありますか。

可能な限り、データパイプラインとレポートは貴社自身のアカウント内に構築します。アクセス権限、データの保管場所、顧客との契約上の共有制限については、作業開始前に書面で合意します。

この件について相談する

いくつかの情報をいただくことで、お問い合わせを適切なパートナーにおつなぎできます。「任意」の項目は空欄のままでも構いません。